インフルエンザワクチン

インフルエンザ
インフルエンザウイルス(主にA型とB型)に感染することにより起こります。冬のはじめから春先にかけて流行します。主に咽頭、鼻腔、気管支などの粘膜に炎症を起こし、発熱や悪寒を生じます。全身症状(頭痛、疲労感、筋肉痛、関節痛など)が強いのが普通のかぜとの違いです。
潜伏期間は1~4日です。一般的には2~4日くらいで発熱はおさまりますが、時にいったん下がった後、再び発熱することもあります。また、熱が下がってもしばらくの間は、気管の粘膜の損傷のため、咳が持続することが多いです。
重い合併症としては、肺炎と脳症があります。

スケジュール

生後6ヶ月以上の方が対象となりますが、1歳未満は効果が弱いことが知られています。65歳以上の方、慢性疾患をお持ちの方は特に接種することをお勧めいたします。

現時点では13歳以上は1回接種、13歳未満では2~4週の間隔で2回接種することが勧められています。しかし、アメリカでは4週以上の間隔をあけることが勧められており、日本でもできる限り3週以上の間隔をあけることをお勧めいたします。

副反応

最も多い副反応としては接種部位の発赤、腫脹です。まれに発熱される方もいます。

局所のはれがあまりにもひどくなる方は、医師とご相談ください。

日本のインフルエンザワクチンは精製技術がすぐれているため、卵アレルギーの方でもほとんどの方が接種可能です。卵の接種でアナフィラキシーを起こす方は念のため、医師にご相談ください。


来院される皆様へ
当院ではお子様だけでの来院はご遠慮いただいております。必ず保護者の方あるいは経過のわかる大人といらっしゃってください。
ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。