BCGワクチン

この予防接種は チメロサール(水銀化合物)フリー です。

結核
咳や発熱が続く病気ですが、子どもの場合、咳などの症状はあまりみられません。
赤ちゃんの場合は粟粒結核(結核の全身感染症)や、髄膜炎になりやすく、後遺症が残ったり、死亡する例がみられます。

スケジュール

生後11ヶ月(1歳未満)までに1回接種します。標準的には生後5ヶ月から8ヶ月での接種がお勧めです。

副反応

腋下(わきの下)のリンパ節腫、腋下外のリンパ節腫脹、接種部位のケロイドなどがありますが、一般的には無治療で経過を観察するだけでよいものばかりです。厚生労働省の報告によるとBCGワクチンの副反応は760件/2,067万接種件数と非常に少ないです。

重症な副反応である全身性播種性BCG感染症、骨髄炎や骨炎などは非常に稀で、主に生まれつきの免疫不全症の子どもに発症します(診断がついていたら接種はできません)。

コッホ現象

結核感染をしていない子どもでは、一般に接種3~4週後に針痕に一致した部位に反応が認められ、3ヶ月頃には落屑し瘢痕化致します。

しかし、結核感染をしている子どもでは、10日以内、多くは3~5日頃に局所の炎症、痂皮、膿疱が認められます。この場合は主治医に必ず相談して下さい。精密検査が必要であったり、保健所への報告が必要になることがあります。


来院される皆様へ
当院ではお子様だけでの来院はご遠慮いただいております。必ず保護者の方あるいは経過のわかる大人といらっしゃってください。
ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。